みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり



書名 みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり
本体 3,200円
定価 3,456円
編者 原 研哉

冊数:

デザインが地域の魅力を引き出す


ミツバチのように全国各地を飛び回り地域とクリエイターを結びつける

“みつばち先生”こと鈴木輝隆教授の活動を一挙に紹介する

ローカルデザインの「教科書」

 

僕らは“みつばち先生”に運ばれる「花粉」なのだ  ――原研哉


◆A5判 並製 304頁(カラー32頁)
◆本体価格 3,200円+税

◆ISBN 978-4-904702-45-1 C0070
◆2014年5月刊行

◆装幀 原 研哉+大橋香菜子
 

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「みつばち先生 鈴木輝隆展」(松屋銀座/アートディレクション:原研哉)で紹介された10の事例とともに、地域づくりの牽引者たちと、関わったクリエイターたち(梅原真、隈研吾、大黒大悟、原研哉ほか)とのトークを収録。みつばち鈴木先生が「ローカルデザインの師」と仰ぐ、富山市八尾町の和紙工芸家・吉田桂介氏の仕事も紹介し、主宰する「ローカルデザイン研究会」全101回を記録し収める。
 

[登場する地域]北海道勇払郡むかわ町/北海道斜里郡清里町/秋田県仙北市田沢湖乳頭温泉郷/東京都八王子市高尾町/新潟県柏崎市高柳町/富山県富山市八尾町/長野県上高井郡小布施町/山梨県韮崎市穂坂町/山梨県甲州市勝沼町+北杜市/鹿児島県霧島市枚園町/鹿児島県西之表市種子島/半島(下北半島+幡多半島 他21半島)



●受粉の図
 


●プロフィール

原 研哉(はら けんや)

グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表。1958年岡山市生まれ。産業文化の可能性を可視化し、新しい覚醒を生み出すことを重視して活動。2002年より無印良品のアートディレクター、 2012年には代官山蔦屋書店のアートディレクションを担当。「RE DESIGN」「HAPTIC」「SENSEWARE」「HOUSE VISION」など時代の価値観を更新していくキーワードを擁する展覧会を数多く手がける。2009-11年に北京・上海で大規模な個展を巡回、2013年に「世界で一番美しい本」賞、2014年に「ピエール・エルメ」のパッケージが話題になるなど活動領域は多岐にわたる。近著 『Designing Design』、『白』は各国語に翻訳され多くの読者を持つ。

 

“みつばち先生”こと鈴木輝隆(すずき てるたか)

江戸川大学教授。1949年名古屋市生まれ。1973年北海道大学農学部農学科卒業。神戸市役所、山梨県庁、総合研究開発機構を経て、現在、江戸川大学社会学部現代社会学科教授。「住民自治とローカルデザイン力から地域経営」が研究テーマ。各地の地域づくりに関わり、北海道清里町、ニセコ町、秋田県乳頭温泉「鶴の湯」、岩手県八幡平市、長野県小布施町、山梨県甲州市、東京都八王子市、高知県四万十ドラマ、鹿児島県西之表市(種子島)など、全国に地域づくりのネットワークを構築している。

主な著書に、『森林インストラクター入門』(共著、全国林業改良普及協会、1992年)、『観光振興実務講座 地域を活かすソフト戦略』(共著、日本観光協会、1997年)、『中山間地域のあり方に関する研究II』(共著、総合研究開発機構、1998年)、『環境市民とまちづくり・地域共生編』(共著、ぎょうせい、2003年)、『ろーかるでざいんのおと 田舎意匠帳 あのひとが面白い、あのまちが面白い』(全国林業改良普及協会、2005年)。


●目次

先生は熱く人を結んでいく  原研哉

 

1 みつばち鈴木先生 

みつばち先生 鈴木輝隆展  鈴木輝隆

デザインミツバチというこれからの仕事  ナガオカケンメイ

 

むかわ町――北海道  土井博子+原 研哉  

鶴の湯――秋田県仙北市田沢湖乳頭温泉  佐藤和志+梅原 真

高柳町――新潟県柏崎市  春日俊雄+小林康生+隈研吾+梅原 真

ハウジングアンドコミュニティ財団――東京都+全国  大内朗子+梅原 真

国土交通省半島振興室――東京都+下北半島+幡多半島 他21半島  大石麻子+大黒大悟+白井 亮

小布施――長野県小布施町  市村次夫+原 研哉+梅原 真

穂坂町――山梨県韮崎市  福田敏明+奥村文絵+三木俊一

中央葡萄酒――山梨県甲州市勝沼町+北杜市  三澤茂計+原 研哉

天空の森――鹿児島県霧島市枚園町  田島健夫+梅原 真

種子島――鹿児島県西之表市  河口 修+梅原 真

 

咲いている花を見逃さない――ローカルデザインのはじまり  原 研哉

 

2 ローカルデザインと人 

これぞ秘湯・鶴の湯――乳頭温泉郷  梅原 真×佐藤和志×鈴木輝隆

じょんのび高柳――陽の楽家  隈研吾×小林康生×春日俊雄×鈴木輝隆

小布施の旦那衆――桝一市村酒造場と小布施堂  ナガオカケンメイ×市村次夫×鈴木輝隆

甲州ワインの誇り――中央葡萄酒  原 研哉×三澤茂計×鈴木輝隆

半島のじかん――23の半島の「風景・人・産物」  大黒大悟×原 研哉×鈴木輝隆

 

3 ローカルから世界を見る

吉田桂介さんとの出会い  鈴木輝隆

八尾の和紙づくり  吉田桂介×市村次夫

白秋先生のノートの束  吉田桂介

杖andステッキ 吉田桂介

八尾をたずねて  吉田桂介×原研哉×鈴木輝隆

土地に根を下ろす力  原研哉

 

4 ローカルデザイン研究会

ローカルデザインの可能性  鈴木輝隆

全101回の軌跡

 

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